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最近の判決例からみた法人税の考え方を探る [仕事]

東京税理士会研修 今回のテーマは

山本守之先生による

「最近の判決例からみた法人税の考え方

を探る」でした。


主な内容は

●基本通達を否定する判決例

●有姿除却をめぐる新しい考え方

●歯科技工所の消費税簡易課税の業種区分

●貸倒れにおける債権者の事情

●交際費の課税要件を検証する

など 170頁のテキストを使い、

各テーマごとに解説と判決例を示した

大変内容の濃い講義でした。


特に「基本通達を否定する判決例」では

●短期前払費用

●分掌変更等の場合の退職給与

について解説があり

通達の読み方とともに

通達を法律の規定のように考える

最近の傾向に警鐘を鳴らされていました。


さらに

・税法通達にも賞味期限がある

・通達に頼って税務の解釈をすることは危険

・通達を適用するには、適用上の背景が重要

など 

税法が複雑になりすぎ 法解釈よりも

通達や質疑応答集に判断を求めがちな

現状を考えさせられる有意義な研修でした。

 

 

 



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