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路線価 って ? [仕事]

国税庁から「平成20年分 路線価」が公表されました。


路線価とは、

道路に面した標準的な宅地の

一平方メートル当たりの価額のことで、

相続や贈与によって取得した土地を評価するにさいし

計算の基準となるものです。

評価する土地の路線価に

その土地の面積を掛けたものが基本となり

土地の形状などに応じて補正します。


例えば、路線価が500千円の土地で、

面積が240平方メートルの場合、

相続税の評価額は

500千円×240平方メートル=120,000千円

となります。

    
   ←    500千円  →
   240㎡   ↑    
 
 20m

  ↓
 ← 12m →


そこに、奥行きや間口、

一つの路線に面しているか、角地なのか

その地域が普通住宅地域なのか高度商業地区なのか、

形状はどうかなどにより、評価を補正します。

さらに貸家や借地などの場合も評価は減額されます。

ただ、土地の形状は一様ではないため、

計算はそう簡単ではありません。


また、路線価が定められた地域の土地は

路線価で評価しますが、

路線価が定められていない地域では、

倍率によって評価します。

この場合には、

固定資産税評価額に一定の倍率を掛けたものとなります。

その地域の路線価や倍率は国税庁のHPで閲覧できます。


このように、ここで計算された価額は土地の時価ではありません。

あくまで、相続税や贈与税を計算するための価額ですので、

注意が必要です。


なお、時価や公示価格との関係は

                  ↓

http://blog.so-net.ne.jp/iida-office/2007-08-06

をご覧下さい。



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